2024.10.19

神話・伝説と歴史を秘めた"まほろばの里"川尻地区

地区集落のてっぺん高石垣の上に光明山 遍照院 法輪寺(真言宗)の古刹が建つ。住職・宮﨑純光先生を迎えての講座に38名の参加を戴いた。今回は西公民館大会議室(14時00分~16時00分)。

長年、モヤモヤ状態がつづいていた…難攻不落に思えた法輪姫の塔(宝篋印塔三基)や八大龍王神(自然石)の伝承話等も…この講座で知りました。霧が晴れ法輪姫が光明山の峰から舞降りて来たようです。

時代は光明天皇の頃、北摂地方は南朝の年号が多い中、川尻は北朝の年号を使っている。字ぐみの尾にあった姫の塔(宝篋印塔)は府道4号の拡幅工事で法輪寺に移設されたもの。この宝篋印塔は寄せ集めであるが、この中に北朝の年号が文和4年・1355年が刻まれる。一説によると光明天皇の皇子・皇女の供養塔ではと云われています。諸説有り。

皆さん旧東能勢村時代にタイムスリップ! 知ると面白い郷土の歴史です!
今回は参加者からご意見・質問を戴きました…一つ一つ先生から丁寧に答えて戴く。観光協会は町の東西の観光資源に、もっと力を注いでほしいとの声も…励ましまで戴き、和やかな歴史講座でした。