34 クサノオウ(瘡の王)
学名
Chelidonium majus var. asiaticum
別名
タムシグサ、イボクサ
樹高
30〜80cm
花期
4〜7月
名の由来
名前は草の王様かと思いましたが、皮膚病のクサに効くことに由来してるそうです。
瘡(くさ)とは丹毒(たんどく)のことです。
葉の特性
茎全体に柔らかな毛が生えています。
花の特性
花は直径2cm位で、キツネノボタンに似るが全体に鮮やかな黄色です。
写真提供:近藤徹氏
各地の日のよく当たる道ばたや、あき地などに普通にみられる二年草で、5〜7月頃黄色の花をひらきます。
茎は中空で、60cm位に伸びます。
きずをつけると橙黄色の苦い汁をだします。この苦い汁が胃ガンにきくから、その草を教えてほしいと聞かれたが、胃ガンには効果がないことです。
薬草として、効果のあるのは、湿疹、いぼ、たむし、にききます。薬草の項でもう少しのべたいと思います。(上田)