35 トキワイカリソウ(常盤錨草)
学名 Epimedium semperuirens
樹高 20〜60cm
花期 4〜5月
名の由来 葉が常緑なのでこの名がつきました。和名は花の姿が船のいかりに似ていることからです。
葉の特性 葉は2回3出複葉。小葉はかたく、ゆがんだ卵形で、先が尾状にのび、基部は深い心形です。
花の特性 茎の先に花序をだし、淡紫色〜白色の花を数個下向きに開く。花弁は4個で、距があります。
写真提供:近藤徹氏
 花も美しいが薬草としても昔から知られています。漢方ではこの茎葉を採取し乾燥したもの。強壮薬として特に、
健忘症によくきくといわれています。
 イカリソウの名は、これを飲むと、いかるからなどと曲げて解釈している人もありますが、これはこの花に長い距があって、
そのさまが錨状に見えることでおこった名です。
 豊能町にあるのはトキワイカリソウであり、高山、吉川、川尻、寺田、野間口にあります。(上田)