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カザグルマ(風車)
学名
Clematis patens
樹高
ひざ〜背丈以上(つる草)
花期
5〜6月
名の由来
花をおもちゃの風車に見立ててた名前です。
葉の特性
落葉つる性の低木で枝先に直径10〜15cmの大きな花を開かせます。
花の特性
風車は萼片が 8 枚であるのに対し,テッセンやクレマチスは 6 枚のものが多いようです。
しかし、花被片が 8 枚とは限りません。多くは 6 枚から 13 枚の間にあります。
分布
本州・四国・九州。山地・低山,森林・林縁,湿地・池沼
牧野富太郎がはじめてシラヤマギクをみつけたとき、その花のまわりを数10回まわったそうです。野草図鑑をかいているうち長田先生がはじめて野草のカザグルマをみたとき、胸をどきどきさせて、カメラのシヤッターを15枚も切り、あの日、あの時の花は、今も夢をみるとのことです。
そのカザグルマが1983年5月9日牧で確認した時の私の感動は長田先生の感動そのものでありました。
そのカザグルマの自生は日本では数ヶ所といわれているだけに貴重なものです。もちろん大阪でははじめてです。1983年の近畿植物の先生方のあつまりで、大阪府の新出植物短報として次のように発表されています。
「Clematis Patens Morr. et Decne. カザグルマ(キンポウゲ科)豊能町牧で上田正和氏が自生を確認される。園芸種のテッセンに似ているが、本種では、がく片が8枚で花柄に苞を欠く。」(上田)
写真提供:Botanical Garden