12 はちく (淡竹)
学名 Phyllostachys nigra var. henonis
別名 クレタケ(呉竹)、アワタケ (淡竹)
樹高

直径は3〜10センチで、高さは10〜15メートル

タケノコ 5月〜6月上旬、食用
名の由来 タケノコの淡い味からアワタケ (淡竹)ともいいます。 (破竹ではありません。)
稈の特性

節の輪は2個、節間は20〜40センチで、若い桿には白粉があります。また各節から枝が2個でるのが特徴です。
成竹したばかりの若い稈には白粉があり、全体に白っぽく見えます。竹の皮には模様がなく、先端部にはもじゃもじゃの毛があります。

タケノコ マダケによく似ていますが、タケノコ(筍)はピンク色をした皮で被われています。
分布 中国の黄河流域より南に広く分布しています。「マダケ」よりも耐寒性があり、わが国でも北海道の南部でも植栽されています
お茶の用具に使う茶筅」をつくるのがこの竹です。竹稈のうちで最も細くわれるからです。マダケ属の一種で稈は20m、周り36cm、節間40cm、マダケより少し小型です。
 竹の皮は白に近い淡紅色、他の竹は淡褐色ですので、ハチクのものとすぐ区別できます。
 もう一つの見分け方は、節は二輪状であり、枝の一節をきると空洞がありません。筍はモウソウチクより美味。筍の時期はモウソウチクの次です。(上田)
写真提供:ボタニックガーデン