11 モウソウチク (孟宗竹)
学名
Phyllostachys pubescens
樹高
15〜20m、この高さになるまでに1か月、そして2ヶ月目には成長を終えます。
名の由来
名前は、中国で昔、病気の母のために真冬に雪をかき分けてタケノコを掘り、それを食べさせたという「孟宗」という人の故事から付けられました。
葉の特性
群生して竹藪を形成し、春のタケノコは食用にされます。
写真提供:ボタニックガーデン
マダケ属の一種で、日本中で一番大きくなります。大きいのは、直径25p、長さ25mにもなるという。竹類の中で一番みわけやすいのがこのタケです。節が一輪状であるので目を閉じて、その部分をなでただけで区別ができます。
筍が大きく味がよいので、もっぱら食用として栽培します。又、筍時代に4枚の板で圧して四角竹をつくり建築材に利用します。板で圧する場合、余りきつくすると筍がくさり、余りゆるくするとその効はないそうです。又、薬品で斑点を作ったりもして、あらゆる建築材に利用されます。(上田)