2026.7.18
豊能町観光協会主催による豊能自然講座「ホタルについて―その生理と生態」を、令和8年7月18日(土)午後2時から4時まで、豊能町立西公民館中会議室で開催した。
講師は、昆虫学を専門とする農学博士の平野雅親氏で、当日の参加者は15名であった。
講座では、豊能町周辺に生息するゲンジボタルやヘイケボタルを中心に、ホタルの分類、生理、生態について解説が行われた。ホタルの語源や発光の仕組み、卵・幼虫・成虫の各段階で見られる特徴などについて、標本や具体例を交えながら分かりやすく紹介された。
特に、ルシフェリンとルシフェラーゼの反応によって光を発する仕組みや、発光が雌雄のコミュニケーション、外敵への警戒などに役立っていることが説明された。また、日本や世界に多様なホタルが生息していること、水生だけでなく陸生のホタルや飛べないホタルもいることが紹介された。
参加者からは、ホタルの発光の仕組みや生態について理解が深まった、標本を用いた説明が分かりやすかったという感想が寄せられた。また、ゲンジボタルやヘイケボタル以外にも多様なホタルが存在することを知り、ホタルへの関心が高まったとの声もあった。

アンケートでは、ホタルの生息環境や自然保護への関心が高まったことがうかがえた。小さな生き物を取り巻く環境の変化に目を向け、人間も自然との関わり方を考える必要があるという意見も見られた。
今回の講座は、ホタルの生理・生態を学ぶだけでなく、豊能町の自然の豊かさや保全の大切さを再認識する機会となった。今後も地域の自然や歴史文化をテーマとした講座を継続し、豊能町の魅力発信につなげていきたい。