2025.10.29

澄んだ青空と空気、秋晴れの中、ノスタルジックにひたる町内バスツアー

歩いてこそ分かる郷土の自然や・石仏・郷土資料館・ソウルフード(山口納豆)・古刹・社寺から…郷愁を堪能しよう…!と言う企画に、総勢27名が参加されました。

今回も豊能町観光ボランティアガイドの会から4名のガイドさんに来ていただいた。
最初に尋ねたのは町立郷土資料館で元東能勢小学校の講堂として建てられたもの、先日、10月26日に東能勢小学校創立150周年事業がおこなわれました。

東能勢村の歴史は応神天皇即位よりは始まり、およそ1600年前の禁裏献上猪子餅を宮中に献上した歴史を持つ。資料館館内説明は館長さんから。…明治・大正・昭和初期頃の農具や生活道具が沢山展示、これらからタイムスリップ(回想法)・郷愁を呼ぶものばかり。…懐かしいね~の声が…あっちからもこっちからも…

豊能の自然と触れ合うチヤンスを楽しみ…十三仏(石仏)への山裾を歩いている。遠景に遊仙寺の大屋根が見え、左手に元・城山高校が見える…皆さんゆっくり歩いている。自然のふところにつかっている。これがノスタルジック、郷愁を呼ぶ歩きである。

余野十三仏に皆元気に着く。室町の1564年(永禄7年)、豊能町の石造物を代表する一つ。自然石に表裏に各20体の仏が彫られている。「本願道清 永禄七年二月将日」と刻む。等々の説明を、ガイドさんは町の観光の一翼を担って頂いている。

前に切畑川が流れ余野川に合流します。ここに今の遊仙寺の前身であった湧泉寺があったとガイドさんからの説明。この余野地区に残された短歌を紹介します。
『泉わく この世に永く ましまして 世の村人を 救い給わん』 (故)室賀義彦

余野十三仏からは山口納豆店まで歩く(15分程)…。
気分は足の裏から伝わってくる!健康を損なえば一生を失う!その為にも五感を刺激する歩きをしましょう。
…このコースは観光協会が特におすすめスポットです。
ポイントから次のポイントまで、乗り物移動するのではなく…歩く事をお勧めします。
健康向き、ファミリー向き、のんびり派向きですね…。

よく歩きました。お腹の虫が鳴き出すと山口納豆屋さんに到着です。
早速、豊能町のソウルフード納豆・豆腐どんぶりを食べますが、美味しく戴くには納豆の知識、心得から…。オーナー(観光協会会長/山口様)から納豆小話を聞く。知らなかった豆知識、納豆知識でした。納豆は血液をサラサラにする血栓予防、腸内環境を整えます。皆さん美味しく完食されました。

午後からの観光は、木代地区の朝川寺(曹洞宗)です。町バス移動。
予定より少し遅れて寺に着く。ガイドさんから山門や結界石、十六羅漢さんの話を聞く。境内には小京都を感じさせる風情がたっぷり凝縮しています。一度、訪ねて下さい。ひと味違った紅葉の一大絵巻が楽しめますよ。

ご住職様のお話を戴き、副住職様から坐禅体験(椅子坐禅)を20分間、作法を教わりいざ坐禅を…次から次へと雑念が入る…無の境地には至らぬ!…イス坐禅は初めての方も多かったようです。

本日最後の観光は走落神社です。延喜式神名神社で、明治40年に東能勢村にあった八つの神社を合併し走落神社になっています。時は織田信澄が乱入、兵火から逃れる為、天照大神や少彦名命を他の社に移し難を逃れた歴史を持つ。

ハシルは水の流れの形容である。等々ガイドさんの話を聞く。
豊かな文化財と自然と歴史風土に恵まれた町「豊能町」。
久しぶりに郷愁を堪能できましたよ。次の企画も宜しく等々、励みの言葉も戴く。

秋晴れの、良い一日になりました。