ナデシコ科 118  ミヤマハコベ (深山繁縷) 119  ナンバンハコベ (南蛮繁縷)
 ミヤマハコベは山地の川岸の林地などに生え、花が咲き始めると茎が地をはうようになります。
春に5弁の白い花が咲きますが、花びらは深く二裂しているので10枚のように見えます。対生した葉には柄があるのでハコベと区別でききます。
ハコベとウシハコベは畑や道端に普通の草でウシハコベの方がやや大きいが、ルーペで見ると花柱がハコベは三裂ウシハコベは五裂しています。
 ナンバンハコベは茎がつるのように長く2m近くに伸びるのでツルセンノウともいいます。南蛮から渡来したものと誤認したもの。初谷川や妙見川沿いの特徴ある植物のひとつといえます。
夏から秋にかけ鐘状の白い花が咲きます。花びらは5枚だがそれぞれ深く二裂しています。日を追ってだんだん反りかえりますが、花びらが落ちる前に既に果実ができており黒く熟します。