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ユリ科 16 シュロソウ (棕櫚草)
17 シオデ (牛尾葉)
茎の基部を葉鞘が腐って残った繊維が重なってシュロの毛のように覆っているのでシュロソウといいます。8月頃総状花序を出し黒紫色の花を開きます。 根茎は有毒。中部地方以北に自生するとされており、能勢町の日当たりのよい湿地で見たものは生存南限かも知れません。
山林のへりなどに生えるつる草で托葉の変形した巻きひげがあり木などに巻きつきます。夏に長い花柄を出して花をつけますが雌雄異株で雌花の花糸は長いです。 若芽は山菜として食用にされ、アイヌも食べていたところからアイヌの方言シュウオンテが名です。
シュロ
シオデの葉
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