45 アオツヅラフジ(青葛藤) 
学名 Cocculus trilobus
別名 カミエビ
樹高 足首〜背丈以上(つる草)
花期 7〜9月
果期 10〜12月
葉の特性 葉は互生で単葉。 葉身は広卵形または卵心形。 葉縁は全縁。 葉先は鈍頭。
花の特性 枝先は葉腋に花序を出し、黄白色の花をつけます。
実の特性 果実は核果。 直径約7mm。 粉白状に黒く熟します。
分布 北海道、本州、四国、九州の草原、林縁などで普通に見られる。六甲山系では至るところで見られます。
写真提供:Botanical Garden
 私がこの植物を覚えたのは今から20年程前のことです。道ばたなどにはえる落葉性のつる植物。花期は7〜8月頃で、花が終われば果実ができます。果実は球形。径6o位。熟せば黒くなります。
どんな植物書物をみても、果実の核の形をわかりやすく表現したものはありません。
 牧野図鑑には「核は、いびつな馬蹄形で、背部に小突起がある」と記しています。この表現では素人にはピンときません。
私であれば「核は、アンモナイトのノジュール」と表現します。自然教室ではこのように説明すると、うなずいているので今のところ安心しています。
薬草としても貴重なのでその項で触れたいとおもいます。(上田)