5 サルナシ(猿梨)
学名 Actinidia arguta
別名 シラクチカズラ、コクワ
樹高 山地に生える落葉つる性植物
花期 5 〜 7 月
果期 10〜11月
名の由来 和名は果実が梨に似て猿が食用にすると言う意味だそうです。
葉の特性 葉は単葉で互生。 葉身は楕円形または長楕円形。 長さ5〜12cm。幅は4〜7cm。
花の特性 直径 1 〜 1.5 センチの白い 5 弁の花を葉腋につけます。雄花,雌花,両性花があります。
実の特性 2,3 センチの広楕円形〜球形で,淡黄緑色に熟し,甘酸っぱくておいしいそうです
分布 六甲山系では中腹から山頂付近までの広い範囲で見られる
野間峠の谷側に、このサルナシの木が数ヶ所あります。車からでも確認できます。木の実では最高の味で王者でであろう。この味について昔はメロンにつぐ味であるといわれていましたが、現代ではキューイにつぐ味です。果肉もまったくキューイを小さくしたものと一緒です。
果実の大きさは長さ2.5cm位。このサルナシのつるが四国の祖谷峡谷の吊橋を作る材料だそうです。つるは長くのびて枝分かれし、幹の太いものは、まわり15cm位にもなります。
夏に白いウメに似た花が開きます。大阪では稀な植物。果実がナシに似ておりサルが食用とするナシの意。果実酒にしても最高。疲労回復や強精に効果が有ります。(上田)
写真提供:Botanical Garden