2025.2.15

町の歴史ファン37名が参加

三寒四温を経て…豊能路に春がやってくる。今日は比較的穏やかな陽光が射す。
普段、何気なしに登っている高代寺や吉川の考鬮寺の古刹等にはどのような歴史が眠っているのだろうか…? 知ると郷土愛が芽生えてくるものです…。

さて、今回の豊能歴史講座は今までの講座形式ではなく、タイトルを豊能町歴史文化考察と題して講師/西川隆夫様に登場して戴いた。この分野の牽引者、西川様は各地の歴史講座の講演や、歴史書の書籍も数多く残されています。著書に「豊能ふるさと談義」や「新能勢物語」等々があります。先生は昭和11年生まれの卒寿(90歳)にして…なお現役の翁です。

西公民館中会議室に町の歴史ファンが37名の参加を戴いた。今日の話は郷土歴史と日本の歴史が直結している、清和源氏・源満仲(みなもとのみつなか)や高代寺、考鬮寺(こうきゅうじ)等のキモとなる話です。考察内容は郷土歴史を深く掘り下げた主観的な感想話ではなく、客観的な資料(地方古文書等)の裏付けを基にした内容のお話をして戴きました。

「源満仲は清和源氏から三代目の子孫にあたり、鎌倉・室町・安土桃山・江戸と700年に亘る武士社会の礎となった…」「吉川地区を含む振興住宅地域一帯は、多田銀山として東西20km、 南北15kmにもわたる大鉱山地帯の真っ只中にある。わが町は近畿のへそに位置する町なのです」等々…、ときには深掘りしすぎて…テーマから外れる時もあるが仕方なし。

古きを訪ねて新しきを知る「温故知新」に、郷土愛が深まりました(参加者の声)。
過去を振り返り町の歴史を見つめ直すひとときもいいものですね(参加者の声)より。