大阪府内、唯一の高山住吉神社境内管理地のオヒョウ

大阪府豊能郡豊能町高山住吉神社。社殿の裏(北)の神社管理林の中に自生しています。
平成16年10月20日(2004年)台風23号、台風が西日本に上陸し各地に甚大な被害がでた事を…記録する(府文化財愛護推進委員)。府指定の二本の大木が被害を受ける。一本が折損しています。

現状を報告しますと母樹は枯死しているが、その根元から萌芽した芽が大きく育ち、二世代目の『オヒョウ』として高山住吉神社境内管理地内に見ることができます。大阪府唯一で大阪府の指定の保護樹として紹介されています。

オヒョウの木が…なぜ?どうして? 高山の地に自生しているのか摩訶不思議?
ちなみに、住吉神社境内の標高は454.8mです。
北海道の生育環境によく似ているのだろうか?…高山右近の生誕地には謎が多い。

オヒョウ(ニレ科)

・北海道に多く分布
・日本固有種常緑小高木。高さ 10~15m(時には 20m以上にも)
・アイヌ民族衣装で有名なアツシ(布を織る)はこの木の内皮(オピウ)の繊維で織ったもので、名前もこれから付けられたようです。
・花期:4~5月。めしべが長く、白い小花がさきます
・大阪府内、唯一の樹木 平成13年2月2日(府指定)