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キンポウゲ科 86 ヒメウズ (姫鳥頭)

 

87 イチリンソウ (一輪草)

山すそや、やや暗い谷間に多い小さな草で4〜5月頃細い花柄を出し、オダマキに似た白い小さい花が咲きます。
果 実は四個で袋果となりますが、アズキほどの塊茎があり春にまた葉が出て来ます。
 花の様子から姫鳥頭と名づけられたらしいです。

 

山すそのガラ石の地に生えています。根茎は長く地下をはい、4月頃細い茎が出て二回三出複葉をつけ、中央から一輪の美しい花が咲きます。
がく片は5個で白く、外面はピンクを帯びます。花片はありません。
花が散り果実ができると早々に葉が枯れ、翌年まで休眠します。花が大きく美しいので人目につきやすく、掘り取っている人をしばしば見かけます。
 早く花が散って葉が枯れないかと気が気ではありません。
ニリンソウの群生も見られますが、これは葉の中央から二輪の花が咲きます。
心臓状円形の葉は三裂しますが、個小葉が更に二裂するので計5裂しているように見えます。

 

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